オール電化 ELECTRIFICATION
キッチンや給湯、暖房など住宅で使用するエネルギーをすべて電気にてまかなうオール電化。
小さなお子様がいるご家庭や、災害時の火災の原因を減らしたい方はもちろん、オール電化向けの深夜割引プランもあるので、日中にあまり電気を使わないご家庭はぜひご検討ください。
導入事例
オール電化について
対応可能メーカー(エコキュート・IHクッキングヒーター)
オール電化の導入事例
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オール電化の基礎知識
オール電化とは
オール電化とは、家庭で使用するエネルギーすべてを電気でまかなう住宅のこと。
調理や給湯など、一般にはガスでまかなっている設備を電気エネルギーに変更します。
2000年代ごろから普及がはじまり、現在のオール電化率は10%程度、新築住宅に至っては30%に上ると言われています。
昨今の電気代の高騰においてオール電化のメリットはさほど多くないように思われがちですが、経済産業省・資源エネルギー庁のコラムによると、例えば月に10万円の電気料金になったご家庭の多くは、旧式の設備を使っているのが原因のよう。
また、光熱費の一本化による基本使用料の削減や火事リスクの低減、そして太陽光発電とのシナジー効果が高いなど、今も導入メリットは数多くあります。
オール電化設備
電気とガスを併用している家庭をオール電化にする場合は、主に以下の2つを設置します。
- エコキュート
- IHクッキングヒーター
エコキュート
エコキュートとは、『自然冷媒ヒートポンプ給湯器』を正式名称に持つ給湯器の総称。
空気中の熱をかき集めるヒートポンプ技術を利用して、少ないエネルギーでお湯を沸かすことができます。
環境に優しいだけでなく、電気料金プランやお湯を沸かす時間帯を工夫すれば、電気代の節約にもつながります。
IHクッキングヒーター
IHクッキングヒーターとは、火力ではなく電力で調理器具を加熱する調理機器の総称。
お鍋やフライパンなどを直接加熱するため、熱伝導効率が高くエネルギーロスが少ないのが特徴です。
火を使わないため火災になりにくく、加熱部分がフラットな構造のためお掃除がしやすいのも選ばれる理由となっています。
オール電化のメリット・デメリット
オール電化を導入する場合、良いこともあれば悪いこともあります。
以下、代表的なメリット・デメリットをご紹介します。
メリット① 光熱費の一本化
家庭で使用するエネルギーすべてを電気でまかなうため、光熱費の料金を一本化できる点。ガスの基本料金が不要になるほか、節約する際には電気使用量だけを気にしておけば良いのも意外なメリットのひとつです。
メリット② 安全性の高さ
オール電化のメリットとして真っ先に挙げられるのは、やはり安全性の高さ。直接、火を扱わないためガスよりも火災の危険性は低く、ガス漏れやガス爆発といったガス特有の危険性もはらんでいません。
メリット③ 災害時の復旧の早さ
災害時、オール電化の住宅は「電気がダメになったら何も使えない……」との不安を耳にしたことがあります。事実ではあるものの、ライフラインの復旧日数は以下のようになっています。
ライフラインの復旧日数 | 東日本大震災 | 熊本地震 | 阪神・淡路大震災 |
---|---|---|---|
電気の復旧までの期間 | 1週間で95.6%復旧 (東北電力管内では約3か月) | 1週間で全復旧 | 6日後に復旧 |
都市ガスの復旧までの期間 | 約2か月後に復旧 | 約2週間後に復旧 | 85日後に復旧 |
東日本大震災 |
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電気の復旧までの期間 |
1週間で95.6%復旧 (東北電力管内では約3か月) |
都市ガスの復旧までの期間 |
約2か月後に復旧 |
熊本地震 |
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電気の復旧までの期間 |
1週間で全復旧 |
都市ガスの復旧までの期間 |
約2週間後に復旧 |
阪神・淡路大震災 |
---|
電気の復旧までの期間 |
6日後に復旧 |
都市ガスの復旧までの期間 |
85日後に復旧 |
災害の種類や規模によっては都市ガスのほうが復旧が早いケースもありますが、概ね、電気とガスとでは電気の復旧のほうが早い可能性が高いといえます。
デメリット① 日中の電気代が高くなる可能性
各電力会社はオール電化用のプランを提供しており、多くが夜間電力を安く、昼間電力を割高に設定しています。日中に電気を多く使用するご家庭は電気代がかさむ場合もありますが、電気機器のタイマー機能を使うなどで節約も可能です。
デメリット② 多岐にわたる停電の原因
ガス管の多くは地中に埋まっており、被害を受けにくいというメリットがあります。一方、電線の多くは電柱を介して空中を通っているため、地震以外に電柱の倒壊や倒木、落雷、鳥など停電の原因が多いのはデメリットと言えるでしょう。
デメリット③ 料理の幅が限られる場合も
IHクッキングヒーターの火力はガスコンロと謙遜ないため、炒め物などさまざまな料理に対応は可能です。しかし、炙るといった直火料理ができないので、料理好きの方には物足りないと感じる場合も。
オール電化の施工の流れ
オール電化を導入する場合の一般的な流れをご紹介します。
ステップ① 計画と調査
お住まいをオール電化にするにはまず、導入計画と現場の調査が必要です。
電力会社の電気プランの確認やエコキュートなどの設置場所、現状の電気設備などを確認します。
ステップ② お見積もり・ご契約
計画と調査に基づき、お客様の状況に適した商品をご提案、見積書を作成します。
提示された見積書に納得がいけば、ご契約となります。
じっくりとご検討いただき、わからない点やご不明な点はお気軽にご質問ください。
ステップ③ 電力会社との契約変更
エコキュートの設置に合わせて契約プランを見直す場合は、電力会社との契約変更が必要です。
ステップ③ 設置工事
エコキュート設置場所の基礎工事・機器設置工事、IHクッキングヒーターの設置、配線・配管工事などを実施します。
小規模な導入の場合は数日から一週間程度が目安ですが、オール電化導入に伴いキッチンを大規模にリフォームすると工事期間はさらに長くなります。
機器の設置が完了したら試運転を実施し、問題がなければ本稼働となります。